ここでは日々多くの時間外労働を強いられている小学校の先生に焦点をあて、「忙しすぎる・大変すぎる理由」について迫ります。
公立小学校の先生は、地方自治体が採用する公務員です。一方、私立小学校の先生は、学校法人が個別に採用する会社員です。基本的な仕事内容は同じですが、立場や働き方などが大きく異なります。ここでは、まず知っておきたい、私立小学校と公立小学校の先生の仕事の違いをご紹介します。
校務とは、学校を運営するために、教員が手分けして行う仕事分担のことです。教務部、生活指導部、進路指導部などに分かれて、さまざまな仕事を行います。小学校の先生は、生徒への授業以外にも、試験問題作成、成績処理、校務に関わる文書作成などを行わなくてはならず、そのために残業や休日労働が常態化しています。
学校教育のICT化が急速に進められている一方、その普及にはまだまだ多くの課題が残されています。その原因の一つが、校務の属人化です。教員の中にはITスキルが低い人が多く、詳しい一人の先生に仕事が集中している・その人がいないと仕事が滞ったり、そもそも進められなくなるような状態の学校が少なくありません。
多くの教員が時間外労働を余儀なくされています。中でも部活指導の負担は大きく、放課後や土日の練習の他、大会への引率等によって、休日すら満足に取れない教員も少なくありません。指導を外部に委託するなど、対策が進められているところもありますが、先生方の負担を根本的に軽減するなら、 校務システムの導入がおすすめです。
保護者やPTAへの対応で心理的ストレスを抱えている小学校教員が少なくありません。モンスターペアレントも増えており、質的にも量的にも、教師個人や学校全体の力量以上の要望が多く寄せられているからです。度を越えた要求については、複数人、あるいは組織として対応することが大切です。職員同士で情報を共有し、対応を決めるためにも、校務システムの導入は有効です。
「保護者・PTAへの対応で受ける
小学校の先生の心理的ストレス」を見る
新型コロナウイルスの感染拡大や、緊急事態宣言による外出自粛を背景に、教育現場へのICT端末の導入は急速に進展しましたが、残念ながら、せっかく導入したICT機器はあまり定着していません。その理由は、教員のITリテラシーの低さにあります。教員はそもそもICTに詳しくなる環境になく、また多忙なため、ITスキルを学ぶ時間がないのです。
小学校教員のうちの9割以上が「授業の準備をする時間が足りない」と感じています。教員が授業準備や教材研究に着手できるのは、児童の下校後に会議や事務仕事を終えた後しかないため、間に合わず、残業をしたり、休日を割くしかないのが現状です。
簡単な操作で、通知表、要録、学校日誌、週案、さまざまな名簿等の事務作業を効率化してくれるシステムです。既存のシステムでは難しかった、私立小学校の独自の文化やルールに柔軟に対応し、PCが苦手な先生でも使いやすい操作性も魅力。「スクール マスター zeus」の詳しい特徴や導入事例は、公式HPをご確認ください。