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校務システムを導入するメリットは何でしょうか?

ここでは、校務システムを導入するメリットをご紹介。校務調査チーム(Zenken)がネット上の情報を徹底的に調べ、 校務改善のスペシャリストであるウェルダンシステム株式会社の柏野顧問に実状や意見を伺ってみました。

目次
調べたのは…
Zenken 校務調査チーム
Zenken 校務調査チーム

1975年に語学教育事業をスタートさせ、現在ではITコンサルティング事業から教育サービス事業など各種事業を幅広く展開。今回は校務調査チームが小学校の先生の働き方や校務について調査し、私立小学校に特化した校務システムを提供しているウェルダンシステム社取材協力・監修のもと、コンテンツ作成いたしました(2021年10月調査時点)。

Zenken 校務調査チーム

校務システムのメリット
~ネット上の情報まとめ~

業務負担を軽減できる!

校務システムとは、教員の業務を効率的に行うためのツールです。生徒の学籍情報、成績データ、出欠席データ、保健データなどをシステムに集約することで、通知表や指導要録、健康診断票などさまざまな帳票と連動することができます。

情報共有やデータ利用をスムーズに行うことで、手書きや転記作業の手間を削減したり、ミスを軽減させることも可能。 公文書のやり取りもネットワークを通じて行えるので、決裁などの手続きもスムーズです。

一元管理で時間を削減できる!

従来は、学籍情報や成績管理、健康管理など目的に合わせて別々のシステムが導入されていましたが、近年は、全ての情報を一元管理できる「統合型」が主流です。システムで情報を一元管理すれば、作業効率の向上が見込めます。例えば、生徒の名前に変更があった場合、学籍管理で1ヶ所データを変更すれば、成績管理、出欠管理、保健管理の機能へも反映され、それぞれにデータを修正する手間がかかりません

また、朝礼や打ち合わせ、会議などを行わなくても、教職員間である程度の情報を共有できるため、時間削減ができる上、旧担当から新担当への引継ぎがスムーズになります。 なにより、学籍・出欠・成績・保健など、生徒一人一人のさまざまな情報を体系的に蓄積することで、「欠席が続いている」「保健室によく行く」「アレルギーがある」など、生徒の成長を継続して見守ることが可能です。

教育・指導の質が向上する!

校務システムを導入している大阪府大阪市では、システム導入後の業務削減時間を測定した結果、教頭1人あたり229.8 時間(1日平均 57分)、教員1人あたり年224.1 時間(1日平均56分)の時間削減に成功したと発表しています。業務効率を改善し、労働時間が短縮できれば、教員がより生徒と向き合う時間を増やせます。結果、生徒とのコミュニケーションが深まり、1人ひとりの強みや悩みをより理解できるようになるでしょう。

授業の準備や教材研究なども余裕を持って行えますし、教員同士が生徒の情報を共有することで、ブレずに一貫した指導を行えるようになります。

参照元:文部科学省「統合型校務支援システム の導入のための手引き」【PDF】
(https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2018/08/30/1408684-001.pdf)

本当のところどうなの?
校務システムのメリットについて
専門家に聞いてみた!

校務改善のスペシャリスト
ウェルダンシステム株式会社
柏野顧問
ウェルダンシステム 柏野顧問

100校を超える私立校に校務システムを導入してきた実績を誇り、校務改善を知り尽くしたスペシャリスト。経営するウェルダンシステム株式会社には元教員のエンジニアが在籍し、常に現場目線での提案を心掛ける。私立小学校に特化した校務システムの「スクールマスターZeus」は暁星小学校、白百合学園小学校などに導入されている(2021年10月調査時点)。

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ウェルダンシステム 柏野顧問

作業負担が軽減でき、使える時間が増える

一番のメリットは、煩雑な事務作業を大幅に軽減できる点です。校務支援システムにはさまざまなデータを管理・転用できる機能があり、これを使うことで、転記やそれに伴う確認の作業を限りなくゼロに近づけることができます。

例えば、通知表の成績を指導要録に手書きやエクセルで入力する場合、一度書き込んだ所見を転記したり、再度入力し直したり、書き直したり、改めて確認する作業が必ず発生します。校務システムを導入することで、転記や確認の手間がなくなり、その分の時間を、授業をより良くするための準備に使えます

事務作業ではなく、本来の教員としての仕事に集中できる。教員としての自分の力を使い切れる。校務システムはただ事務作業を効率化するだけでなく、先生を先生の仕事に専念させるためのツールでもあるのです。

校務の不安がストレスになる

転記はすればするほど、心理的な負担が増えます。人間ですから、間違いが起こる可能性は否定できません。だからこそ、先生方は「転記したけど、間違ってなかったかな…」「確認漏れなかったかな…」と、校務の作業と関係ないときでも気にしてしまうことがあります。

そうすると、年度末が終わるまでホッとできない時期が長く続きます。ずっと何かにおびえ、不安を抱えている状態です。そうした不安がストレスとなり、何気ないことでイライラしたり、同僚の先生に対してぞんざいな態度をしてしまったり、場合によっては生徒への対応にも悪影響を与えてしまうケースが少なくありません。

我々は数多くの校務支援システムの導入を手がけてきましたが、導入される前にそういった不安を口にされる先生方が多数いらっしゃいました。

校務システムで心理的な負担も軽減

校務システム導入すれば、一度入力したデータを複数の機能・帳票に連携させることができますし、一度書いた文章を一部変更して保存しなおすことも可能。必要に応じて、簡単にデータを再活用できます。

例えば、日々の出欠状況を入力することで、学校日誌や出席簿にその結果が反映される機能があります。特に、出席簿はシステム内部で授業日数や出席・欠席 日数等が自動的に計算されるため、非常に便利で、1人ずつ計算する手間やミスも減らせます。

データの保存も修正も転記も簡単になることで、何より、先生方の心理的な負担を取り除くことができるのです。

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簡単な操作で、通知表、要録、学校日誌、週案、さまざまな名簿等の事務作業を効率化してくれるシステムです。既存のシステムでは難しかった、私立小学校の独自の文化やルールに柔軟に対応し、PCが苦手な先生でも使いやすい操作性も魅力。「スクール マスター zeus」の詳しい特徴や導入事例は、公式HPをご確認ください。

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