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校務システムのセキュリティー面が不安なのですが…

教育現場におけるICT環境の整備が進められている一方、さまざまな情報漏洩問題も発生しています。校務システムのセキュリティー対策はどうなっているのでしょうか?実際に起きたインシデント例などを調べつつ、校務改善のスペシャリスト・ウェルダンシステム株式会社の柏野慎也顧問にお話を伺いました。

目次
調べたのは…
Zenken 校務調査チーム
Zenken 校務調査チーム

1975年に語学教育事業をスタートさせ、現在ではITコンサルティング事業から教育サービス事業など各種事業を幅広く展開。今回は校務調査チームが小学校の先生の働き方や校務について調査し、私立小学校に特化した校務システムを提供しているウェルダンシステム社取材協力・監修のもと、コンテンツ作成いたしました(2021年10月調査時点)。

Zenken 校務調査チーム

校務システムのセキュリティーについて
~ネット上の情報まとめ~

2018年は198件の情報漏洩事故が発生

校務に伴う児童情報の管理に関して、セキュリティー対策を気にする方が少なくありません。残念ながら、校務情報への不正アクセスや情報漏えいなど、さまざまなインシデントが発生しています。

平成30年度(2018年度)では、公的な教育機関を中心に198件の個人情報の漏えい事故が発生。延べ57,628人の個人情報が漏えいしました。年度によってバラツキはあるものの、毎年100件以上の個人情報漏えい事故が発生しています。

その多くが書類の紛失や置き忘れ、誤配布といったアナログ管理が原因でしたが、なかには盗難や不正アクセス、サイバー攻撃などシステムに第三者の侵入を許して起こった事故も、全体の15.2%にのぼっています。

個人情報はもちろん、 成績の情報は非常にセンシティブな情報であり、漏えいが発生した場合には、生徒・ 保護者に甚大な影響を与える恐れがあります。 こうした情報は、校務作業で取り扱う機会も多いため、細心の注意を払わなくてはなりません。

参照元:「平成30年度 学校・教育機関における 個人情報漏えい事故の発生状況」【PDF】
(https://school-security.jp/pdf/2018.pdf)

システム・サーバーだと1件あたり1800人の情報が漏洩

漏えい経路・媒体ごとの調査によると、ホームページやUSBメモリ、電子メール、書類などのうち、最も影響力があるのがホームページ。1件の事故で、平均2,017人の個人情報が漏洩していました。

2位が、学校や教育委員会が管理するシステムやサーバーです。事故1件あたりの漏えい数は約1,800人となっており、たった1件の事故が大きな影響を与えていることが分かります。 こうした状況を踏まえて、校務システムの導入の際は、情報セキュリティ対策をしっかり行うことが大切です。

参照元:「平成30年度 学校・教育機関における 個人情報漏えい事故の発生状況」【PDF】
(https://school-security.jp/pdf/2018.pdf)

まずはアナログ管理からの脱却を

上記の調査のとおり、セキュリティーを強化するならまず一番リスクの高いアナログ管理からの脱却が急務と言えます。システムでの管理が100%安全というわけではありませんが、しっかりと対策をしつつ、先生たちが正しく個人情報を扱えば、多くの事故は防げます。日頃から研修などを行い意識を高めると同時に、セキュリティー対策が徹底されているシステムを選ぶことが肝要と言えるでしょう。

本当のところどうなの?
校務システムのセキュリティー対策について
専門家に聞いてみた!

校務改善のスペシャリスト
ウェルダンシステム株式会社
柏野顧問
ウェルダンシステム 柏野顧問

100校を超える私立校に校務システムを導入してきた実績を誇り、校務改善を知り尽くしたスペシャリスト。経営するウェルダンシステム株式会社には元教員のエンジニアが在籍し、常に現場目線での提案を心掛ける。私立小学校に特化した校務システムの「スクールマスターZeus」は暁星小学校、白百合学園小学校などに導入されている(2021年10月調査時点)。

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ウェルダンシステム 柏野顧問

二重三重の対策で情報漏洩を防ぐ

システムを導入する際は、セキュリティー対策も忘れてはいけません。実際、毎年多くの教育機関で情報漏洩が発生しており、他人事ではないとお思いの先生方も多いでしょう。もちろん我々が提供している「スクールマスターZeus」でもセキュリティーには力を入れており、さまざまな機能を搭載しています。

例えば、シールド機能。先生方の一人ひとりのPCに独自のIDを発行し、端末単位でアクセスを制限できる特別なセキュリティーをかけています。許可されたPCからしかアクセスできないうえ、生徒の個人情報や成績情報といった大切なデータは暗号化されロックがかかった状態になっています。二重三重の対策をかけることで、情報漏洩を防いでいます。

非常時でも「止めない」バックアップ体制

校務システムの運用をサポートする、バックアップ体制も整えています。データは毎日自動で保存されますし、何かあればいつでも過去のデータを復元することが可能。万が一、スクールマスターのサーバーに何か異常があった場合も、自動的にすぐにヘルプデスクにメールで報告がされ、一時的にバックアップデータを別のPCに移して作業することもできます。

サーバーやネットワークに問題があった場合も、システム自体は止まらないので、「今日、通知表を提出しなきゃいけないのに!」というような状況でも慌てることがありません。

クラウド型ならサーバー構築の必要なし

「スクールマスターZeus」はオンプレミス型に加え、クラウド型も用意しています。サーバーを構築する必要がなく、インターネットに接続できる環境であれば、どこからでもシステムにアクセスできます。

ネットワーク上でデータを管理するのが不安な方もいるでしょう。ですが、「スクールマスターZeus」ならシールド機能で許可された端末しかアクセスできないうえ、災害時でも機能停止にならないような体制を整えているので、安心して利用できます。

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多くの名門私立小学校から選ばれる
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簡単な操作で、通知表、要録、学校日誌、週案、さまざまな名簿等の事務作業を効率化してくれるシステムです。既存のシステムでは難しかった、私立小学校の独自の文化やルールに柔軟に対応し、PCが苦手な先生でも使いやすい操作性も魅力。「スクール マスター zeus」の詳しい特徴や導入事例は、公式HPをご確認ください。

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