モンスターペアレントの対処法に心理的ストレスを抱える小学校教員は少なくありません。ここでは、小学校における保護者・PTA対応の実態と、その対処法をご紹介します。
1975年に語学教育事業をスタートさせ、現在ではITコンサルティング事業から教育サービス事業など各種事業を幅広く展開。今回は校務調査チームが小学校の先生の働き方や 校務について調査し、唯一私立小学校に特化した校務システムを提供しているウェルダンシステム社取材協力・監修のもと、コンテンツ作成いたしました(2021年10月調査時点)。
仕事量の多さに加えて、教員のストレス過多も問題となっています。その原因の一つが、保護者やPTAへの対応です。以前は、教員と保護者との間に信頼関係があったため、クレームが寄せられても、誤解を解けば解決するものが多かったのですが、近年は、質的にも量的にも、教師個人や学校全体の力量以上の要望が少なくありません。
実際に学校に寄せられた、保護者からのクレーム例をご紹介します。
参照元:PRESIDENT ONLINE(https://president.jp/articles/-/)
これらは、自分たちが家庭でやるべき「子育て」を学校に押しつけたり、アウトソーシングしようとする保護者からのクレーム例です。一方、こんな事例もあります。
「授業中に勝手に歌い続ける生徒がいるので、教員が注意しました。すると、その親が『好きなことを自由にさせるのがわが家の教育方針!ウチの子には歌う自由と権利がある!』と学校に猛抗議をしてきました。ある運動部に入った生徒の親から、『ウチの子は目が弱いので、部活中のサングラスを着用させてたい』と要望が入りました。学校側は快諾しましたが、その親が「わが子だけが着用しているとイジメの対象になりかねないので、部活メンバー全員のサングラス着用させてほしい」を要望してきました」
参照元:PRESIDENT ONLINE(https://president.jp/articles/-/29555?page=2)
わが子かわいさのあまり、他人の迷惑を顧みず、学校に「我が子ファースト」を要求する保護者が増えています。わが子に「失敗させたくない」「わが子が何か失敗すれば、そのまま負け組になってしまう」と思い込む親が、我が子が失敗しないようなケアを学校に求め、ささいなことでもクレームを入れているのです。
こうした親は「モンスターペアレント」などと呼ばれ、大きな社会現象にもなっています。そして、このモンスターペアレントの対応に神経をすり減らして、ノイローゼになってしまい、離職する教師が後を絶たないのが現状です。
さまざまな社会的要因からモンスターペアレントが増えています。モンスターペアレントへの対処法として、大事なのは、1人で抱え込まないことです。度を越えた要求については、組織として対応する環境を作っておきましょう。実際にモンスターペアレントに対応する窓口は、担任や学年主任などが行う場合が多いですが、その場合でも、職員同士で情報を共有し、対応を決めるなど、窓口となる教員をサポートする体制が必要です。
校務システムを導入すれば、児童名簿の機能などを使って教員同士での情報共有が簡単に行えます。こうした私立小学校の独自の手法やルールに柔軟に対応するシステムを提供しているのが「スクールマスターZeus」です。公式HPで私立小学校の導入事例をいくつも公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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