教員の業務負担軽減が期待される校務システム。この記事では、実際に導入されている校務システムの事例や課題などについて文科省の専門家会議で報告された内容について紹介します。
こちらの内容は、下記の記事を参考に作成しています。
日本教育新聞|校務・学習 データ連携求める 文科省専門家会議
https://www.kyoiku-press.com/post-244665/
1975年に語学教育事業をスタートさせ、現在ではITコンサルティング事業から教育サービス事業など各種事業を幅広く展開。今回は校務調査チームが小学校の先生の働き方や校務について調査し、唯一私立小学校に特化した校務システムを提供しているウェルダンシステム社取材協力・監修のもと、コンテンツ作成いたしました(2021年10月調査時点)。
校務システムとは、校務情報を集約して共有することで、効率的に校務を行うことを目的としたシステム。多忙な教員の業務負担を軽減し、教育の質向上につながることが期待されているシステムです。また、自治体内にある学校で校務の統一化や、情報化によるコスト削減などのメリットが考えられます。
文科省の専門家会議では、校務の情報化について議論を行っています。この専門家会議では2022年5月24日に会合が開かれ、委員へのヒアリングが実施されました。会合では、インターネットのクラウドを利用した「統合型校務支援システム」に関し、導入事例や導入効果などが報告されています。
その中では、統合型校務支援システムの活用に向け、短期と中・長期の課題が挙げられています。中・長期的な課題としては、「校務系」と「学習系」の教育データ連携が必要であるという点が挙げられ、情報連携が前提とされる教育データの標準化が必要との指摘が行われました。
また、茨城県大子町教育委員会事務局からは、2022年4月から導入されている校務支援システムについて報告されています。このシステムは完全クラウド型で校外からもアクセスが可能。出張中や災害が発生時にも対応しやすいといった利点があるとともに、教室でもアクセスして校務を行えるため、教員の負担軽減につながることが期待できる、といった報告が行われました。
ヒアリング後にはさまざまな意見が交わされましたが、「教育データの連携にあたり、どのようなデータの連携が有効かを明らかにすべき」「校務の情報化は、利用者にとって使いやすいかという視点で見直す必要がある」といった声が上がっています。このように、文科省では校務情報のクラウド化を迅速に進める、という考えが示されました。
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特に負担の大きい校務をラクにするには?
簡単な操作で、通知表、要録、学校日誌、週案、さまざまな名簿等の事務作業を効率化してくれるシステムです。既存のシステムでは難しかった、私立小学校の独自の文化やルールに柔軟に対応し、PCが苦手な先生でも使いやすい操作性も魅力。「スクール マスター zeus」の詳しい特徴や導入事例は、公式HPをご確認ください。