校務システムの導入を検討しているけど、費用やセキュリティー、導入手順など分からないことがいっぱい!導入するメリットや、使いやすさなども知りたい方へ、ここでは校務システムに関するよくある質問を集め、私立小学校向けの校務システムである『スクールマスターZeus』を開発している株式会社ウェルダンシステムの柏野顧問に答えていただきました。
校務支援システムとは、教員の業務を効率的に行うためのツールです。生徒の学籍情報、成績データ、出欠席データ、保健データといった情報をシステムに集約することで、手書きや転記作業の手間を削減したり、ミスを軽減させることが可能です。業務効率を改善し、労働時間が短縮できれば、教育、指導の質を向上させることができるでしょう。
私立の小学校は、市町村が運営する公立校と異なり、学校法人が運営しています。それぞれの学校で掲げている教育理念や目標に沿って生徒の指導を行っており、自由な発想の元で、ユニークな授業を行っている所も少なくありません。ルールがある程度統一されている公立の場合は画一的なシステムで構わないですが、私立の場合はそうもいきません。私立で校務システムを導入するなら、こうした、学校独自のルールや帳票・評価指標などに対応したものを選ぶのがおすすめです。
「校務システムの私立向けと公立向けの違い」をもっと詳しく見る
一般的なネットの情報を見る限り、校務システムの費用はオンプレミス型で、導入時に300〜350万円、保守運用に年額70~150万円ほど。クラウド型では、導入費用に30万円、利用料で月に3万円ほど。中には、初期費用が1万円、月額利用料が2万円〜という非常にリーズナブルなものもありました。校務システムの費用は形態やシステムの規模、機能などによって価格の幅が大きいため、まずはシステムを導入するための業者に依頼して見積もりを取ってみましょう。
参照元:校務支援システムの価格相場
(https://www.systech-its.co.jp/schoolaffairs-supportsystem.html)
校務システムを導入する際には、PCの苦手な教員でも操作しやすいものを選ぶのがおすすめです。いくら機能がたくさんあっても、先生方がいつまでも戸惑って使いこなせないようでは、かえって負担が増すばかりです。校務システムを導入する際は、PCが得意な先生ではなく、PCが苦手な先生の目線を合わせることが大切です。ただのシステム屋ではなく、エンジニアが教育現場をどれだけ理解しているかも重要なポイントです。
個人情報の漏洩に繋がる事故が、小学校の現場でも度々起きています。児童名簿の紛失といった人為的なミスはシステム導入である程度防げるとはいえ、システムがあればセキュリティーが完璧というわけではありません。システムを選ぶ際には、価格面だけでなく、セキュリティー対策が徹底されているものを選びましょう。
校務システムは、「導入しよう」と決めて、その日から使い始められるわけではありません。導入し、活用を進め、現場に浸透させていくためには様々な取り組みが必要です。校務システムの導入手順を3つのプロセスに分けて解説。それぞれの段階で注意したい点がありますので、確認してから導入するように心掛けましょう。
簡単な操作で、通知表、要録、学校日誌、週案、さまざまな名簿等の事務作業を効率化してくれるシステムです。既存のシステムでは難しかった、私立小学校の独自の文化やルールに柔軟に対応し、PCが苦手な先生でも使いやすい操作性も魅力。「スクール マスター zeus」の詳しい特徴や導入事例は、公式HPをご確認ください。